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すずのまほうつかい

歪んで捻れた思考過程

死にたみが募る

深呼吸と同じような感じで「死にたい」と思う。

仕事をしていると、「私の存在など忘れてほしい」という思いが募る。

 

「期待しています」と言われるのはとても苦しい。

期待に応えられないから。

時間をかければマシにはなる。

でもマシになるまではどうしたって相手に迷惑をかける。

「大丈夫」と言われても、私にとってはちっとも大丈夫ではない。

死にたくなる。消えたくなる。

期待に応えられない自分を殺したくなる。

 

顔色を伺って生きる日々。

悪く思われているのではないかという思いが常にあるから、

バカを演じて、鈍い人間になりすまして。

ヘラヘラ笑う私、死ねよ。

PIERROT

演じる。

私にとって生きることとは、役を演じること。

ふわふわと微笑む柔和な人物、理路整然と論じる人物、好奇心旺盛な人物…他にもたくさん。

「素の私」があるわけでもない、継ぎ接ぎの私。

そもそも、「素」が何か分からない。

だって、どの役を演じるときも、決して偽ってなどいないんだもの。

演じることと、偽ることは、ベツモノ…少なくとも、私にとっては。

ところで、どうして大多数の人々は、生まれる子が健常児だと信じて疑わないのだろう。

自分の子どもが障害児でありますように、なんて願う人はいない。

私だって同じ。

だからこそ、嫌なの。

身籠った人に集る人々の会話が。

その会話は「親」になれた人々の特権。

私は「好奇心旺盛に未来を夢見る若人」という役を演じ、相槌を打つ。

微笑んでいるのに

温かな心地なのに

どうしてこんな気持ちになるの

なぜか、何か、私の中の何かが、痛む。

どうしてなの?

馬鹿が親になる不幸せ

常に「良い子」でいたい。

「良い子」でなければ存在価値が無いから。

それでも私は毒親の望む「良い子」ではなく、罵倒され、存在を無視され、大切にしているものを嘲笑われた。

大学も仕事も、私の成功は全て「運の良さ」と片付けられる。

そうかと思えば、私の知らないところで「自慢の娘」と言っている。

「自慢の娘」に育てた自分達を褒めてほしいだけ。

そんな自慢話を聞かされた方は迷惑としか思わないだろうに。

ただの馬鹿。

お前に何が分かる

何もかも、締め殺したい。

 

恋人は、私に言う。

「怒っても仕方ないんだから、怒るな」と。

 

恋人の言葉はブレーキになることが多い私だけれど、これ関しては、心が拒絶する。

 

お前に何が分かる、と。

 

 

きょうだい児でもないお前に、何が分かる。

 

 

分かったようなことを言うんじゃねえよ。

 

 

私の怒りが、哀しみ故だなんて、誰も知らないのよ。

 

 

私の憎しみ。

 

 

どんどん膨らむ。

どうせみんな他人事なんでしょ?

障害児とともに育つということ。

兄弟姉妹に障害があるということ。

それが、きょうだいにとってどれほど枷となっているか。

障害のある兄弟姉妹がいない人間たちのなかで、それを考えたことのある人はいるのだろうか。

 

障害児の親の気持ちは考えても、

きょうだい児の気持ちなんて、誰もきちんと考えない。

「将来は親の代わりに面倒をみる人間」と平気で考えているやつだっている。

・・・ころしたくなる。

 

養護学校に入れるのはかわいそう」

特別支援学級になんか入れたらきょうだいがいじめられる」

 

そんなの、親のエゴを隠すための身勝手な言い訳だ。

 

親なんて、どうせ先に死ぬじゃないか。

 

障害児が死ぬか自分が死ぬかしないと解放されないのが、きょうだいだ。

 

そんなこと、世間一般のひとびとは考えもしない。

 

きちんとしつけをされず

きちんと働くこともできず

生きているだけの兄弟姉妹なんて

要らない。

現実の醜さを知らず、「あなたは自分の人生を歩めばい」などと簡単に言う偽善者なんか、みんな残らず消えてしまえ。

 

おまえが代わりにこいつの後見人になって死ぬまで責任もてよ。

そんなこともできないくせに。

知りもしないくせに。

善意だけふりかざしやがって。

 

ふざけるな。

苦痛

兄弟姉妹に情が湧かないわけではない。

だけど、兄弟姉妹の傍に親達の姿があるのは耐え難い苦痛。

だから私は兄弟姉妹とも距離を置く。

今はまだ無理。

荒療治…つまりは治療中の今は、親達の姿を見るだけでも苦痛だから。

親達から離れ、数年経ってようやく、私は私を治すことを始められた。

今はまだ、治療が始まったばかり。

揺れる肉

自分へのご褒美や、ストレス発散法を、食事にするのは本当に危うい。

それでも食べてしまうから、常備するのは野菜と果物にした。

野菜なら、食べても食べても、そこまで罪悪感はない。

 

この頃、歩いていると、下半身の肉が揺れるのを感じる。

自分の身体、大嫌い。

削ぎ落としたい。

デブは嫌。

太りたくない。

どうしてすぐに太ってしまうのだろう。

痩せたい。