「普通」って、何ですか。
Twitter で、某新興宗教信者の家庭に育った子どもの話を見た。
あの言葉と表情で追い詰めて、周りと隔絶させて、自分の認めた世界の中でしか生きさせないの、まさしく私の毒母と同じ。
周りが可愛い服を着ているのを「あんな服を着させる親は頭がおかしい」と断罪し、
観るテレビも、聴く音楽も、私には選ぶ権利がなく。
放課後に友達の家へ遊びに行くことも、許されず。
直接的に禁じたりはしない。
代わりに、言うのだ。
「あんなものを欲しがるなんて」
「周りに流されてばかり」
「自分のことしか考えない」
「アンタが遊んでいる間に〇〇(兄弟姉妹)はちゃんと家の手伝いをしてくれたから助かった」
「アンタは人の気持ちが分からない」
何度、言われただろう。
じわり、じわり。
私の心を痛めつける。
暴言を吐かれた方が、まだマシ。
殴られた方が、まだマシ。
小学生の頃、「障害のない人」をどう表現すべきか分からず、「普通の人」と表現したら、やはり言われた。
「お前は障害があったら普通じゃないと思っているのか」
「□□(障害のある兄弟姉妹)のことも普通じゃないって思っているのか」
「お前は人の気持ちが分からない」
私を聞こえよがしに断罪し、異常なのは私だと。
何が異常で何が普通か分からない。
脳内で繰り返し響く毒母の声に、私は投げつける。
「頭おかしいのはテメエなんだよ! クソが!! 死ね!!!」
それでも脳内の声は、毒母の声は、なかなか消えない。
しつこくしつこく、まとわりつく。