どうせみんな他人事なんでしょ?
障害児とともに育つということ。
兄弟姉妹に障害があるということ。
それが、きょうだいにとってどれほど枷となっているか。
障害のある兄弟姉妹がいない人間たちのなかで、それを考えたことのある人はいるのだろうか。
障害児の親の気持ちは考えても、
きょうだい児の気持ちなんて、誰もきちんと考えない。
「将来は親の代わりに面倒をみる人間」と平気で考えているやつだっている。
・・・ころしたくなる。
「養護学校に入れるのはかわいそう」
「特別支援学級になんか入れたらきょうだいがいじめられる」
そんなの、親のエゴを隠すための身勝手な言い訳だ。
親なんて、どうせ先に死ぬじゃないか。
障害児が死ぬか自分が死ぬかしないと解放されないのが、きょうだいだ。
そんなこと、世間一般のひとびとは考えもしない。
きちんとしつけをされず
きちんと働くこともできず
生きているだけの兄弟姉妹なんて
要らない。
現実の醜さを知らず、「あなたは自分の人生を歩めばい」などと簡単に言う偽善者なんか、みんな残らず消えてしまえ。
おまえが代わりにこいつの後見人になって死ぬまで責任もてよ。
そんなこともできないくせに。
知りもしないくせに。
善意だけふりかざしやがって。
ふざけるな。